病気に悪気はない
前回の続きですが、交感神経の緊張が長時間続くと、
顆粒球が増えすぎて、そのため活性酸素が増えすぎて組織破壊。
つまり、内臓が壊れていく。
交感神経にいったん大きく傾いてしまうと
私たちの体は「これはまずい」と判断して、
副交感神経のほうにすごい力でもどろうとするんですね。
これを「副交感神経の過剰反応」といいます。
実はこのときにも症状が出ます。
仕事が終わったときとか、大きな行事がすんで気が抜けたときに
風邪をひきやすいですよね。
頭痛や耳鳴りなんかもそうです。
これはつらい症状ではありますが、
実は治癒反応ともいえます。
この治癒反応を薬でとめるということは
治癒を遅らせることにほかなりません。
もちろん、時には薬も必要ですが
出来れば症状の5割軽減するくらいの薬がよいかとおもいます。
薬を飲んでも症状の半分は残りますから、
それが治癒反応としてのこるのです。
「病気は治るために必要なもの」として受け止めていけば気分もいいですよね。