あきらめるということ。

 人生、諦めないといけないことが、たくさんありますね。

諦めるのはつらいけど、諦められないのはもっとつらい。

 最近、「あきらめ力」という本を読みました。

よく、成功した人が、

「あきらめないで、夢を追い続けたからこそ今の自分がある」

とか何とか講演会で意気揚々と語る。

でも、あきらめないで、人生ぼろぼろになったというひとは、講演会によばれない。

あきらめたからこそ、そこそこ幸せになったひとも実はおおいのでは??

あることを、諦めない人は、実は、ほかの事を諦めてるんですね。

逆に、諦めた人は、その分、何かを得ている。

もちろん、諦めないことはすばらしいことかもしれないけど、

あきらめることも、それと同じくらいすばらしい。

だから諦めないといけないときは、自信をもってあきらめる。

自己嫌悪なんて感じる必要はまったくないのだ。

そのとき、自己評価をさげることなく、

「あきらめられる自分はかっこいい」と思ってよし。

あきらめようとしてもどうしてもあきらめられないときは、

あきらめられないということをあきらめる。

こころに、わだかまりがこもると、からだに影響がでますからね。

あきらめることは、実は、積極的なことなんだと思った。