リンパ球

昨日の続きですが、免疫の主役は白血球ですが、白血球は顆粒球とリンパ球に大きくわけられます。昨日は顆粒球は増え過ぎても少なすぎてもまずいんだというお話でした。今日はリンパ球が多すぎると、また少なすぎるとどうなるかというお話です。リンパ球は体にウィルスが入ってきたときに抗体を作ってウィルスを退治してくれます。なのでリンパ球が減るとウィルスに対抗できなくなります。風邪をひいて熱が出ることがありますよね。これはリンパ球がウィルスと戦っているところなんですよ。リンパ球は体温が高くないと戦えないので、それで熱がでてるんですね。なので薬で無理に熱をさげるとリンパ球はがっかりしちゃう。そして逆に治りにくくなちゃうんです。熱が出たらありきたりですが「暖かくしてねる」というのが理にかなっています。要はリンパ球が最高の状態で戦えるようにサポートしてあげるのが得策ですね。
  それじゃあリンパ球が多ければ多いほどいいのか?こたえは「NO」です。リンパ球が多すぎると今度は「抗原」に過剰反応してしまう。ちょっとのことで以上に反応してしまって花粉症をはじめとするアレルギー体質になってしまいます。
 なので顆粒球もリンパ球もほどほどの量が一番ということになります。そしたら顆粒球とリンパ球の量は何に影響を受けているのか?それがわからないと話になりませんね。けつろんからいいます。それは自律神経です。自律神経については次回に触れてみます。

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