図書館で本を借りれるというのはほんとにありがたい。

お金の節約もできるし、二度と読まない本で部屋がいっぱいになることもない。

おまけに面白くない本は最後まで無理して読まなくてすむ。

お金をだして本を買うと面白くないのに我慢して読んでしまうから。

 今回は矢口敦子という作家の「償い」という小説がよかった。

そのなかでとても、印象的なフレーズがありました。

「ひとの体にに危害をくわえると罪にとわれるが、

こころに危害を加えてもいまのところ、罪にはならない。」

実際、人のこころを殺しても殺人罪にとわれることはないですよね。

しかし、こころの傷は体の傷より治りにくいですよね。

 お客さんに教えてもらったことですが、

人間の脳は身体的に害されたときの反応と

酷い言葉を言われたときの反応はほぼ同じなんだそうです。

 よく「言葉の暴力」といいますが、それはこのことをよく言い表していると思います。

 整体師というお仕事でお客様を対応させていただくときに、

言葉はじつに大切だなと実感しています。

 ちょっとした不用意な言葉が人を傷つけてしまうことが多くありますが、

政治家と同じように治療家もその辺をわきまえる必要があるとおもいます。

 お客様にいい影響を与えられるよう、自分を磨いていこうとおもいます。